10番香川、“2列目トリオ”の勢いを歓迎 「ボールが来なければどんどんアピールする」

日本代表MF香川【写真:Football ZONE web】
日本代表MF香川【写真:Football ZONE web】

「どんどん狙っていくべき」と若手について主張 「僕が上手くコントロールできれば」

 森保一監督率いる日本代表は24日、26日のボリビア戦(ノエビアスタジアム神戸/19時30分キックオフ)が行われる神戸に移動後初の練習を実施。22日のコロンビア戦に途中出場したMF香川真司(ベジクタシュ)は、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)ら若手との融合について「ボールが来なければどんどんアピールしたい」と意気込んだ。

 香川は3月シリーズでロシア・ワールドカップ(W杯)以来の代表復帰。コロンビア戦では後半20分からの出場でトップ下に入り、中島、MF堂安律(フローニンゲン)、MF南野拓実(ザルツブルク)ら新体制で攻撃を牽引してきた若手と初共演した。

 後半30分、左サイドから右サイドのDF室屋成(FC東京)に大きなサイドチェンジを見せれば、中盤まで下りてボールを配球するなど、中島らのサポートに回っていた印象もあるが、若手の積極性については「どんどん(ゴールを)狙っていくべき」と話す。

「ペナ(ペナルティーエリア)外から打てる選手が多くて、小柄ですけど、精度、スキル、シュート力が高い。サッカーはゴールを決めなきゃ勝てないスポーツ。それで勝てないようじゃ要求し合わないといけない」

 もちろん香川自身、若手の“黒子役”に徹するつもりはない。これまで代表を牽引してきた自負もあるだろう。

「そういった局面に立った時にどれだけ呼び込めるか。ボールが来なければ、どんどんアピールしたい。そこはお互い主張し合いながら、そのなかでも決め切るんだという自信を持っているヤツが上に行く。若いヤツの勢い、自分が行くという気持ちは大事。僕もそうでした。それを僕が上手くコントロールしながらやれれば、彼らも生きるし、僕自身も生かされる。そういうところの融合は楽しみですね」

 香川が最後に神戸での日本代表戦に出場したのは、2013年2月6日のキリンチャレンジカップ・ラトビア戦(3-0)。出場3試合全勝の地元で、若手とどんな融合を見せるのか。“帰ってきた10番”のプレーに日本中が注目している。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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