ドイツ代表2選手に母国ファンの一部が人種差別的野次 同僚も衝撃「絶対に許されない」

ドイツ代表のギュンドアン(左)とザネ(右)【写真:Getty Images】
ドイツ代表のギュンドアン(左)とザネ(右)【写真:Getty Images】

ギュンドアンとザネへのスタンドからの心ない野次が波紋 ロイス「僕らは多様性の象徴だ」

 ドイツ代表のMFイルカイ・ギュンドアンとMFレロイ・ザネ(ともにマンチェスター・シティ)が、現地時間21日に行われたセルビア代表との国際親善試合(1-1)の最中に母国サポーターから人種差別的な野次を受けたことが分かり、波紋を呼んでいる。

 ギュンドアンはトルコ人の両親の間に生まれたトルコ系ドイツ人であり、ザネも父親がセネガル人という、ともに異国にルーツを持つ選手。人種差別はいかなる理由があっても許されることではないが、あろうことかドイツ・ヴォルフスブルクのフォルクスワーゲン・アレーナで、ドイツ人サポーターが集まるはずのホームエンドから肌の色や人種を差別するチャントが2人に向けられたという。

 ドイツサッカー連盟(DFB)もこの事実を認め、30代から40代の男性3人の身柄が警察に渡ったことを発表している。取り調べでは3人とも、人種差別的行為を行った事実を認めているという。

 これを受けてドイツ代表の同僚も反応。英紙「デイリー・メール」によれば、MFレオン・ゴレツカ(バイエルン・ミュンヘン)は「外国人嫌悪やレイシズムはこのスタジアムにも、社会的にもあってはならない」と語り、同僚に向けられた人種差別の事実に衝撃を受けている。

 またドイツ紙「ビルト」によれば、ロイスも「こんなことは絶対に許されないし、支持することができない」とコメント。ドイツ代表には様々なルーツを持つ選手が集まっていることから、「僕らは多様性の象徴だ。誰がどんな肌の色をしていようと、関係ない」と続け、人種差別は許されないとの見解を示した。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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