ハメスの来季レアル復帰は困難? ジダンの監督復帰&ブラジル代表DF獲得が逆風に

現在バイエルンに期限付き移籍しているMFハメス【写真:Getty Images】
現在バイエルンに期限付き移籍しているMFハメス【写真:Getty Images】

ミリトン加入でEU圏外選手枠に空きがなく厳しい状況 バイエルンCEOは残留を希望

 レアル・マドリードは現地時間14日、ポルトからブラジル代表DFエデル・ミリトンを獲得し、6年契約を結んだことを発表した。現在レアルからバイエルンに期限付き移籍しているコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスにとって、この契約は自身のレアル復帰の道を困難なものにさせるかもしれない。スペイン紙「マルカ」が報じている。

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 レアルにはブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールが所属するほか、来季からは同じブラジル人FWロドリゴが加入することが決まっている。今回、ミリトンが加わることによって、3つのEU圏外選手枠がすべて埋まるため、ハメスが戻ろうにも空きがない。「マルカ」紙はハメスがレアルに復帰したいのであれば、スペインの市民権を得るか、18歳のロドリゴが他クラブへレンタルされることを望むかだと述べている。

 しかし、ロドリゴのレンタルで枠が空いたとしても、ハメスにとっては厳しい状況が続く。レアルは先日、サンティアゴ・ソラーリ前監督を解任し、再びジネディーヌ・ジダン監督を迎えたが、これはハメスにとって良くない兆候と言える。

 ジダン監督が前回チームを率いていた2016-17シーズン、ハメスは定位置を手にすることができず、リーガ・エスパニョーラで先発したのはわずか13試合。ハメスはその翌シーズンにレンタルでバイエルンに放出された。果たしてそのジダン監督が、同選手を来季の戦力としてカウントするのかどうか。状況は厳しいと思われる。

 一方、バイエルンに残るという可能性はどうか。バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOは先頃、ドイツ紙「アーベントツァイトゥング」に対し「みんなが彼と一緒にいられて喜んでいる。それをはっきりと言っておかなくてはね。私はハメスが来季もバイエルンでプレーするものと思っているよ」と述べていた。買い取りオプションを行使する可能性を匂わせており、完全移籍という道もありそうだ。

 なお、コロンビア代表は22日に日産スタジアムで行われるキリンチャレンジカップで、日本代表と対戦する。ハメスも来日メンバーに含まれており、同選手の“強力な武器”である左足の威力にも注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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