神戸MFイニエスタ、絶妙な連係弾アシストに世界感嘆 「新しいリサイタル」「崇高」
山口、古橋と連動して同点ゴールを奪取 ピンポイントクロスは「イニエスタ・クラス」
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、10日のJ1リーグ第3節ベガルタ仙台戦で今季初アシストを記録し、3-1の逆転勝利に貢献した。流れるような連携弾の起点となり、海外メディアも「イニエスタ・クラス」「イニエスタの新しいリサイタル」とその技術の高さを称えている。
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神戸は元スペイン代表FWダビド・ビジャ、イニエスタ、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキの“VIPトリオ”が、開幕から3試合連続でスタメン出場。前半12分、仙台のモザンビーク代表MFシマオ・マテに先制ゴールを奪われ、敵地でリードを許したなか、流れを引き戻したのがイニエスタだった。
前半32分、敵陣でパスカットしたMF山口蛍がイニエスタのヒールパスを受けて、ペナルティーエリア内のFW古橋亨梧へ縦パスを供給。これをダイレクトで流したところにイニエスタが飛び込み、相手のスライディングをかわして浮き球のピンポイントクロスを上げると、ニアサイドで古橋が頭で合わせて同点ゴールを決めた。
ボール奪取からわずか8秒、3人が絡み、そのほとんどがダイレクトプレーという鮮やかな連係弾の起点となったイニエスタ。ヤフースポーツは「バルサテイスト」とこのゴールを表現していたが、欧州メディアはイニエスタの絶妙な折り返しにフォーカスしている。
ポルトガル紙「レコルド」は「イニエスタ・クラス」と動画付きで紹介。「アンドレス・イニエスタは巧妙な動きで素晴らしいアシストを決め、日本で存在を証明し続けている」と報じた。また、フランスのスポーツメディア「Orange Sports」も、「イニエスタの新しいリサイタル」と見出しを打ち、「イニエスタは日曜日、崇高なパスで輝いた」と自慢のテクニックで特大のインパクトを放ったと伝えている。
ビジャに2試合連続ゴールが生まれ、元バルセロナのスペイン人MFセルジ・サンペールも加わった神戸。巨大戦力をイニエスタがどう操っていくかも、今後の注目ポイントになりそうだ。