リバプールが喫した直接CK弾に物議 「疑う余地なく取り消されるべき」と英紙主張
GKアリソンが相手DFに押さえつけられ身動きが取れず先制点を献上 「明確な妨害」
リバプールは現地時間10日、プレミアリーグ第30節でバーンリーと対戦し、4-2で逆転勝利を収めた。攻撃陣が4ゴールと爆発したものの、先制点はCKから直接決められることになった。しかし、この失点が認められたことが物議を醸している。
シーズン中盤まで首位を維持していたリバプールだが、直近のリーグ戦6試合で4分と足踏みし、マンチェスター・シティに首位の座を明け渡していた。バーンリー戦でも試合開始早々に不運な形で失点を喫してしまう。前半6分にCKを与え、相手MFアシュリー・ウェストウッドにインスイングのクロスを放り込まれると、大きな弧を描いたボールはそのままファーサイドのネットに突き刺さった。
リバプールはコーナーキックを直接決められるという予期せぬ先制点を許すことになったが、失点の場面、ブラジル代表GKアリソンがジャンプして弾き出そうとしたものの、その瞬間に相手DFジェームス・ターコウスキーに肩に手をかけられると、そのまま覆い被さられて身動きが取れないまま転倒させられてしまっていた。アリソンはゴールが認められた際に主審へファウルを訴えたものの、抗議により逆にイエローカードが提示されることになった。
このワンシーンについて、英紙「デイリー・メール」は「ウェストウッドのゴールは疑う余地なく取り消されるべきだった…ターコウスキーは明確に妨害していた」と見出しを打って報じ、ウェストウッドのキック精度は見事だったものの、ターコウスキーがアリソンを押さえつける動きに徹していたことを主張。パンチング、またはキャッチングを妨害するプレーだったことを指摘している。
リバプールはその後、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノとセネガル代表FWサディオ・マネがそれぞれ2ゴールずつを奪い、鮮やかな逆転勝利をつかみ取った。シティと白熱した優勝争いを演じているだけに、CKからの一撃が勝敗を分けるゴールとなっていた場合、国内でより大きな波紋を呼んでいたことだろう。