”PK専用GK”で話題になったクルルが重傷 オランダ代表とニューカッスルに大打撃

カザフ戦で右膝前十字靱帯断裂 今季絶望に

 ニューカッスルのオランダ代表GKティム・クルルが、10日の欧州選手権予選カザフスタン戦で負傷により途中交代を余儀なくされた。英国営放送「BBC」などによれば、検査の結果、右膝前十字靱帯断裂の重傷であることが判明。これにより、クルルは今季残りのシーズンを全て欠場することになった。

現在、欧州選手権予選グループAで4位のオランダ。カザフスタン戦に2-1と勝利したものの、残り1試合となった段階で、プレーオフ進出となる3位トルコに勝ち点2の差をつけられている。直接対決の成績でトルコを下回っており(1分1敗)、最終節でオランダがチェコに勝ち、トルコがアイスランドと引き分けて勝ち点16で並んでも予選敗退となる。主将のFWアリエン・ロッベンも負傷で欠くなど、苦境のオランダはさらに守護神まで失うことになった。

クルルは自身のツイッターを通して、「とてもショックを受けている」と苦しい胸の内を明かしている。抜群の反射神経を誇るクルルは、2014年ブラジル・ワールドカップでは、現マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督に重用された。大会を通じて正GKというわけではなかったが、準々決勝のコスタリカ戦では0-0で迎えた延長後半に、PK戦を見据えて先発していたヤスパー・シレッセンに代わってピッチに送り出された。クルルは2本のシュートストップを披露するなど期待に応え、ワールドカップ3位入賞に大きく貢献。その驚きの起用法は当時、話題となった。

 もちろん、プレミアリーグ8試合を終えていまだ未勝利(3分5敗)と、最下位に低迷するニューカッスルにとっても大打撃だ。すでに第2GKのカール・ダーローも負傷離脱中で、4部のクロウリー・タウンに期限付き移籍していたフレディ・ウッドマンを呼び戻すなど緊急措置が取られている。ニューカッスルは昨季にも、クルルをはじめとしたGKの相次ぐ負傷に悩まされ15位に低迷。イングランド北部の名門は、この危機をいかに乗り越えるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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