なぜ冷静なトーレスがJリーグでは苛立ちを露わに? 日本のジャッジとの“相性の悪さ”

鳥栖FWトーレス【写真:Getty Images】
鳥栖FWトーレス【写真:Getty Images】

鳥栖は泥沼のリーグ3連敗 不発続くトーレスは審判に不満を示す

 サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは10日、J1第3節のFC東京戦に先発フル出場も、チームは0-2で敗れて泥沼の3連敗を喫した。鳥栖はリーグ戦いまだノーゴールと深刻な得点力不足に陥っているが、不発が続くトーレスはJリーグのジャッジに苛立ちを隠し切れないようだ。

 トーレスは昨夏にJリーグに参戦したものの、主審に対し猛抗議を見せる姿が少なくなかった。これまでアトレチコ・マドリードやリバプール、チェルシー、ACミランに在籍してきた名ストライカーが、毎試合のようにジャッジに反論する姿を見せるのは、これまでのキャリアでも皆無と言ってよく、日本のジャッジとの“相性の悪さ”を垣間見せていた。

 そして、2シーズン目を迎えた今季も立て続けに主審へ怒りを爆発させている。開幕戦の名古屋グランパス戦(0-4)では、トーレスが相手DF中谷進之介との激しい競り合いで転倒した際、トーレスのファウルを取った主審に対し激昂し詰め寄る場面があった。第2節のヴィッセル神戸戦(0-1)でも、相手MF三田啓貴からフィジカルを生かしたタックルでボールを奪うもファウルを取られ、激しく異議を唱えていた。

 そして、この日のFC東京戦でも競り合いで倒された場面でノーファウルの判断が続いた際に主審へ不満のジェスチャーを見せると、怒りのボルテージが頂点に達してか、後半22分にトーレスへ足を引っ掛けた相手MF高萩洋次郎を突き飛ばしイエローカードを提示されてしまう。後半アディショナルタイムでの2失点目の場面も、FC東京の選手11人全員がサポーター前で歓喜の輪を作っていたことに対して審判団へ猛抗議。険しい剣幕のまま試合を終えていた。

 試合後、トーレスは「今日のチームはよく戦った。1人少なくなって試合展開は困難なものになったが、自分たちの姿勢、態度というものは見せ切れたと思う」と、数的不利な状況を抱えながらも残り数分まで無失点を保っていたチームに対し、主将として労いの言葉を送っていた。しかし、Jリーグのジャッジについて尋ねられると、それまでポーカーフェイスを維持していた表情が、やや厳しい顔つきとなった。

「サッカーというものが、日本の中では違うものなのかなと思ってきている。まぁ、ちょっと日本のルールに適応した本を買って勉強してやっていきます。もちろん審判もミスはするし、人間というものはミスをする生き物だが、もっとルールというものを、より理解した方がいのかなとは思う」

 トーレスは言葉を選びながら発言している様子を窺わせたが、日本のレフェリーに対して積もり積もった苛立ちを隠し切れてはいなかった。これまでの華々しいキャリアでは、屈強な体格を生かしたプレーを武器としてきただけに、些細なフィジカルコンタクトでのファウル判定を不服に感じているのは目に見えて明らかであり、それ故にジャッジの一貫性に対して過敏になるのも無理はないのかもしれない。

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