「綺麗なサッカーはできなくても…」 勝負に徹した浦和、悪条件下で封印した理想

浦和を率いるオリヴェイラ監督【写真:Getty Images】
浦和を率いるオリヴェイラ監督【写真:Getty Images】

「本当はもっとつなぎたいし、良いサッカーをしたいけど…」

 オリヴェイラ監督は試合後、「風が強く、通常とは少し違う難しい試合だった。ボールコントロールをしての組み立ては難しく、ミスが生まれやすいなかでは両チームともにペナルティーエリアの近くにボールを置きたがらずに、ロングボールを蹴り合う試合になった。天候の難しさがあるなかで綺麗なサッカーはできなくても、戦う姿勢というものを見せられたと思う。選手たちを称えたい」と、現実的な試合に徹した結果での勝利を振り返った。

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 中盤でゲームを組み立てることを狙っていた柏木は、「本当はもっとつなぎたいし、良いサッカーをしたいという気持ちはありますよ」としたうえで、「失点をしないように我慢して、そこからセットプレーでもなんでも、どうにかすると。勝利に徹したという試合でした」と、葛藤を越えてつかんだ勝利だったと話した。

 浦和にとっては今季リーグ戦3試合目にしての初勝利。高い技術を備えた面々が、指揮官を含めて理想を追わず、状況に応じたプレーに徹したことが敵地での貴重な勝ち点3を呼び込んだ。

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