アラベス乾、古巣GK翻弄の“無角度”フェイント弾に現地称賛 「重要だと感じさせた」
後半12分、ジョニーのスルーパスを受けて角度のない位置から鮮やかな先制弾を奪取
アラベスの日本代表MF乾貴士は、現地時間9日のリーガ・エスパニョーラ第27節エイバル戦(1-1)で1年4カ月ぶりとなる2戦連続ゴールをマークした。相手GKを手玉に取る鮮やかなフェイント弾に、スペインメディアも「素晴らしいゴラッソ」と称賛している。
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ベティスからアラベスに移籍後、アベラルド監督の信頼を勝ち取った乾。古巣エイバル戦は4-4-2の右サイドで先発。前半こそコーナーキックからデザインされたプレーでフリーとなってチャンスになった場面で空振りとなるなどチャンスを逃したが、後半に入って積極的なプレーが見え始める。そして、0-0のまま迎えた後半12分だった。
相手のセットプレーをしのいだアラベスは、乾を起点にカウンターを発動。チャンスメーカーであるスペイン人MFジョニーがドリブル突破で持ち上がると、ペナルティーエリア右へスルーパス。これに乾が反応し、ゴール中央へと一瞬折り返すモーションを見せてエイバルGKマルコ・ドミトロビッチを動かし、ニアサイドを抜いて先制ゴールを挙げた。
アラベスは後半26分に同点に追いつかれ、エイバルとの“バスク・ダービー”は1-1のドロー決着に終わった。それでも、古巣相手の2戦連続弾は現地でも強烈なインパクトを残したようだ。