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元日本代表MFのポーランド”帰還”に現地紙注目 「無所属だった瞬間を逃さなかった」
鳥栖で“神の子”トーレスと好関係を築いた加藤がポーランド2部ヴィジェフ・ウッチへ
昨季までサガン鳥栖に所属していた元日本代表MF加藤恒平が現地時間6日、ポーランド2部ヴィジェフ・ウッチと正式契約。クラブ幹部は「チームの助けになると確信している」と自信を覗かせている。ポーランド紙「Express Ilustrowany」が報じた。
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2012年にJ2のFC町田ゼルビアでプロデビューした加藤は、翌年にモンテネグロ1部FKルダル・プリェヴリャへ移籍。2014-15シーズンには年間ベストイレブンに選出され、リーグ優勝の立役者となった。その後、ポーランドを経てブルガリアへ渡り、2017年5月にはバヒド・ハリルホジッチ監督(当時)が率いる日本代表に初選出されている。
2018年3月に鳥栖へ完全移籍した加藤。同年7月に元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが加入し、世界的ストライカーとチームメイトになった。スペイン語に長けていたこともあり、加藤はトーレスの“潤滑油的存在”になり、ピッチ外でも親交を深めた。しかし、リーグ戦出場はわずか1試合にとどまり、1年で退団していた。
記事では、加藤がメディカル検査をパスし、6日に正式契約に至ったことでポーランド凱旋を果たしたことに言及。スポーツディレクターを務めるピオト・コシオロスキー氏は、「彼がチームの助けになると確信している」と自信を見せているという。
「昨季はあまり試合に出場していなかったが、数多くのトップリーグでプレーしてきた選手だ。もし状況が異なっていたら、彼をヴィジェフに連れて来るのは難しかっただろう。彼が無所属だったこの瞬間を逃さなかった。彼は非常に高いレベルにあるので、適応については心配していない」
記事では、鳥栖に在籍していた経歴についても触れ、「トーレスとともにプレー」と綴っている。日本では難しい時期を過ごし、昨年末にはスペイン3部フエンラブラダのテストを受けていた加藤だが、ポーランドで再スタートを切る。
(FOOTBALL ZONE編集部)