トルコ人選手が隠し持っていたカミソリ刃で切りつける事件が発生、各国メディアが反応

　3月2日に行われたトルコ3部リーグ第24節アメドスポル対サカリヤスポル戦で、世界を震撼させる出来事が起きた。トルコ人選手がキックオフ直前、手に隠し持っていたカミソリの刃で相手選手たちの首や腕などを切りつける事件が発生。「信じられない！」「ホラー映画」と反響は拡大の一途を辿っている。

　注目を集めているのは、アメドスポルの33歳MFマンスール・カラールの行動だ。キックオフ直前に両軍のチームがメインスタンドに向かって整列している際、すでにカラールが手にカミソリの刃を隠し持っていた疑いが出ており、その様子を収めた映像も拡散している。

　整列後、カラールはサカリヤスポルのDFフェルハット・ヤズガンの背後を通り過ぎる際、臀部付近に手を押し当てる仕草を見せた。この時、カミソリの刃で攻撃したと見られ、ヤズガンが驚いた様子で反応した様子も映像から確認できる。その後、両軍の選手が入り乱れたなか、カラールがヤズガンの首に手を添えた際に切りつけたようだ。報道では、他の選手の腕や顔などにも傷をつけたと伝えられている。

　イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は「信じられないカミソリ攻撃」と記し、「信じられないと思うが、すべて事実だ。カラールはカミソリ刃で相手を攻撃して主人公となった」と続けている。また、ルーマニアのスポーツテレビ局「Digi Sport」も「まるでホラー映画。試合開始時、トルコのサッカー選手がカミソリの刃で相手を切った」と驚きとともに報じている。

　現在、事実関係の調査が行われている最中だが、各国メディアで取り上げている事実がその衝撃ぶりを物語っている。