元オランダ代表MFが持論 「C・ロナウドは優れたフィニッシャーだが…」

セードルフ氏【写真:Getty Images】
セードルフ氏【写真:Getty Images】

セードルフ氏はC・ロナウド移籍の影響に懐疑的 ベンゼマへの期待を明かす

 アヤックス、レアル・マドリード、ACミランの3クラブでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制覇した経験を持つ元オランダ代表MFクラレンス・セードルフ氏は、古巣のレアルがポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのユベントス移籍によって影響を受けたとは考えていないと主張した。スペイン紙「エル・ムンド」が報じている。
 
 今季ここまでのリーガ・エスパニョーラにおいて、レアルの平均得点率が昨季は1試合平均2.47ゴールだったのに対して今季は1.65に低下。その大きな理由として、周囲はクラブの得点王だったC・ロナウドの移籍の影響があるとしている。
 
 しかし、同紙のインタビューに応えたカメルーン代表監督のセードルフ氏は、C・ロナウドの移籍が影響を与えるかという問いに対して「正直、私はそう思わない」と語り、自身の見解を明かした。
 
「フェノメノ(怪物)である彼にはリスペクトを持っているし、彼がいたらもう少し得点を取れていたかもしれない。しかし、私はマドリードが集団としてプレーした時にこそ勝利できるといつも言っていた。クリスティアーノはゴールを奪った。なぜならチームがチャンスを作り出したからだ。彼は優れたフィニッシャーだが、彼はそれを自分で作っていたわけではない」

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 またセードルフ氏は、昨季のCL決勝で違いを生み出していたのはフランス代表FWカリム・ベンゼマだったと主張。そのうえで「我々はベンゼマにすべてのゴールを決めてほしい。なぜなら彼はストライカーであり、それが9番に期待されるものだからだ。彼がクリスティアーノのゴールのために多くを負担していたことを忘れないでくれ」と語り、C・ロナウドの不在を払拭するためにもベンゼマに活躍してほしいとエールを送っている。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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