本田、香川らを輝かせるだけの黒子役から脱却 清武が雪辱の地で進化を示す

主役になれるバイプレーヤー

 ロシアワールドカップ(W杯)アジア2次予選シリア戦(8日)に臨む日本に頼もしい選手が帰ってきた。

 日本代表MF清武弘嗣(ハノーバー)は、クラブでの好調を代表に持ち込み、チーム力を倍加させようとしている。これまで代表では黒子役の印象が強かった清武だが、「ゴールつながるプレーにこだわっていきたい」と、得点にも意欲を見せた。

 今季、ハノーバーでは背番号10を背負う清武。右足骨折で離脱していた影響で序盤のリーグ戦3試合は欠場したが、以降は5試合連続で出場中と徐々にコンディションが上がっている。本人も手応えを感じているようで、W杯予選という大きな舞台に向け、「チームとして勝ちに行くだけ。明日は一番大事な試合だと思うので、しっかり勝てるように準備していければいい」と意気込んだ。

 出場となれば、バヒド・ハリルホジッチ監督の初陣となった3月のチュニジア戦以来の出場となる。当時はトップ下で起用されたが、今回はFW本田圭佑(ACミラン)、MF香川真司(ドルトムント)らとの激しい定位置争いが待つ。本人は「与えられたところでしっかりやるだけ」と口にし、こう続けた。

「その中で、結果を求めてやるだけ。ゴール前で仕留められる選手は多い。(本田)圭佑君だったり、(香川)真司君だったり、そういう人にボールはなるべく多く触らせた方がリズムが良くなる。なので、ボールを持つべき人が持って、たくさん触った方がいい」

 清武は、チームのバイプレーヤーとしてこれまで通り主役を引き立たせる黒子役を買って出た。だが、今の清武はそれだけにとどまらないはずだ。

 

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