ベッカムがリバプールの後任監督に言及 「第一候補はアンチェロッティにすべき」

「ファーガソンと比肩するレベルの監督」と絶賛

 11月14日にマンチェスター・ユナイテッドの本拠地であるオールド・トラッフォードで、イギリス・アイルランド連合軍と世界選抜チームとのチャリティマッチが行われることが決定しているが、その主役の一人である元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムが報道陣の取材に応え、監督後任問題に揺れるリバプールについて言及。その後任監督に、かつて自らもACミランとパリSGで指導を受けたカルロ・アンチェロッティ氏を推薦している。

 ユナイテッドの一時代を築いたカリスマは、「アンチェロッティはファーガソンと比肩するレベルの監督だ。世界最高峰のチームを作り上げた経験がある2人であり、両者を比較するのが難しいほどだ」とコメント。アンチェロッティ氏は、“サー”の称号を受けた名伯楽と同レベルにある名将だと語っている。

 そして、ベッカムは続けた。

「アンチェロッティ“監督”を、プレミアで再び見ることは、サッカーファンにとって大きな願いだろう。私はミランとパリ・サンジェルマンの両方で、常にチームとの良好な関係を構築してきたことを知っている。彼はリバプールに適した存在だ。試合とタイトルの両方を勝つための方法を知っている。ユナイテッドのファンには少し複雑かもしれないが、リバプールにとっては優れた選択肢になるだろう」

 同時に、もう1人の有力候補である前ドルトムント監督のユルゲン・クロップ氏についても「ドルトムントとリバプールは似ていると思う」と、環境的には適していると語ったが、「ファーストチョイスをアンチェロッティにするべきではないか」と主張していた。

 先日、UEFAチャンピオンズリーグの優勝候補に今季出場していないミランを挙げる珍発言があったイングランドのカリスマだが、自国のサッカー事情には強い興味を持っているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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