大敗のドルトムント指揮官、香川ら選手に奮起求める 「ホコリを払って挽回するとき」

守備のどう猛さと勇敢さを

 後半開始直後のレバンドフスキの3点目が決定打になったという。DFボアテングのロングパスからレバンドフスキが抜け出ると、GKビュルキもかわされ、見事にゴールを決められた。この失点を指揮官は嘆いた。
「我々はまったくもって無警戒だった。1-3となったパスは、最も絶望的なものだった。40メートルのパスは我々10人の選手の頭上を越え、相手に素早く寄せることもできなかった。いいボールだからといっても、起こってはいけないことだった。カウンターから安易なPKを与えた。2失点はロングボールから。バイエルンに、簡単で容易な対応をしすぎた。試合結果はすでに決まっていた」
 トゥヘル監督は修正点に向き合っている。「タックルにどう猛さを取り戻さないといけない。守備の組織にも勇敢さが必要だ。いつパスを出すべきか、いつキープするか。守備の集中とポジショニングに関する規律も向上させる必要がある。これを試合中に一貫してやり続ける必要がある。自分たちのホコリを払って、挽回するしかない。今すぐにだ」
 敬愛するペップ・グアルディオラ監督には、見事に粉砕された。だが、トゥヘル監督は、早期立て直しを誓っていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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