大敗のドルトムント指揮官、香川ら選手に奮起求める 「ホコリを払って挽回するとき」

攻撃陣にはゴール前での質向上を

 ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督は、現地時間4日、バイエルンと敵地で対戦して1-5と監督就任後初となる黒星を喫した。首位決戦で惨敗後、指揮官は前線の決定力の違いが敗因だったと、地元テレビ局「スカイ・ドイツ」に語った。
 前半20分間は互角の戦いを演じたが、26分に相手FWトーマス・ミュラーに先制点を許すと流れは一気にバイエルンに傾いた。
「我々はよく守っていた。ボールも保持していたし、正確なプレーでリズムも良かった。でも、最初の20分間ですら、我々のファイナルサードの攻撃は何ももたらさなかった。その後の決定機をつかんだバイエルンと比べると特にだ」
 ミュラーや、かつてドルトムントに所属したポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが、それぞれ2得点を挙げるなど、強烈な決定力を見せつけられた。だが一方で、日本代表MF香川真司らドルトムント攻撃陣は、ゴール前で効果的な崩しを披露した場面は少ない。リーグ開幕8試合連続ゴールという記録を更新したFWオーバメヤンのゴールで一矢報いるのが精いっぱい。組織力だけでなく、香川も試合後に認めた個々のクオリティーにも圧倒的な差があった。

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