浅野&原口所属ハノーファーが監督解任 後任候補に“鬼軍曹”マガト氏ら3名を独誌推薦
ドルトムントに大敗を喫し、クラブはブライテンライター監督の解任を決定
日本代表MF原口元気とFW浅野拓磨の所属するハノーファーが現地時間27日、アンドレ・ブライテンライター監督を解任した。ドイツ誌「キッカー」は、2010年から13年までハノーファーを率いた経験を持つミルコ・スロムカ氏、かつてヴォルフスブルクとバイエルンを優勝に導いた“鬼軍曹”ことフェリックス・マガト氏、ハンブルガーSVやドルトムントの監督を歴任したトーマス・ドル氏を後任候補に挙げている。
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ハノーファーは現地時間26日のブンデスリーガ第19節ドルトムント戦に1-5で大敗。19試合を消化してわずか2勝(5分12敗)で降格圏の17位に低迷している。
「キッカー」誌によれば、ハノーファーはホーム4連敗を喫した第18節終了時点でブライテンライター監督を解任する方向でいたが、続投を決定。しかし、進退が懸かったドルトムント戦で5失点の大敗を喫し、翌日に指揮官の解任に踏み切ったという。
マネージャーを務めるホルスト・ヘルト氏は声明で、「この決断は我々にとっても、私個人にとっても、非常に難しいものだった。なぜならアンドレと私は互いを信頼し合い、非常に緊密な関係を築いてともにずっと仕事をしてきたからだ」と胸の内を明かし、ブライテンライター監督に感謝の意を示した。一方で「彼もチームもこの数カ月、再び軌道に乗るようあらゆる手段を講じてきた。しかし、残念ながら上手くいかなかった。このため我々は別れという決断を下すに至った」と、経緯を語っている。
ブライテンライター監督は2017年3月にハノーファーの指揮官に就任。当時2部にいたチームを2位に導き、1部復帰を叶えた。昨季は13位で無事に残留を果たしたが、今季は19試合を戦って2勝5分12敗で17位と降格圏に沈んでいる。
記事では後任候補として、ハノーファーを率いた経験を持つスロムカ氏、かつてヴォルフスブルクとバイエルンを優勝に導いた“鬼軍曹”のマガト氏、ドル氏を挙げている。原口や浅野の起用にも大きな影響を及ぼすだけに、新監督の行方に注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)