「移籍金“世界最高額”更新クラブ」TOP5を発表 名門と肩を並べた意外なクラブとは?

ジャンルカ・ビアリ(左)、ジャンルイジ・レンティーニ(右)【写真:Getty Images】
ジャンルカ・ビアリ(左)、ジャンルイジ・レンティーニ(右)【写真:Getty Images】

“世界最高峰”と呼ばれた時代に更新を競ったイタリアの名門3クラブ

 ユベントスにおける有名な記録は、1990年の元イタリア代表FWロベルト・バッジョの移籍だろう。当時の最高額となる800万ポンド(現在のレートで約11億5000万円)でフィオレンティーナからイタリアの至宝を獲得。フィレンツェでは暴動が起こり、ユベントスとの間に因縁を作った。ユベントスは、その2年後にも記録を更新。サンプドリアから元イタリア代表FWジャンルカ・ビアリを獲得する際に、1200万ポンド(現在のレートで約17億円)を費やして記録を更新している。その他には、1957年と1968年に記録を更新して、合計で4回となっている。

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 ミラノの両クラブもともに4回を記録。ミランは、1950年のブラジル・ワールドカップ(W杯)覇者ウルグアイ代表の一員だったFWフアン・スキアフィーノ(1954年)、元オランダ代表MFルート・フリット(1987年)、元フランス代表FWジャン=ピエール・パパン(1992年)、元イタリア代表MFジャンルイジ・レンティーニ(1992年)で記録を更新している。

 ちなみに1992年は、前述のビアリを含めて3回も記録が更新されることになった。パパンの移籍によって1990年のバッジョの記録を塗り替えたミランだったが、ビアリの移籍によってユベントスに塗り替えられる。しかし、その後のレンティーニの移籍で再びミランが記録を塗り替えるという、バブルな年となった。

 もう一方のミラノのクラブであるインテルの最初の記録更新は1961年で、バルセロナからルイス・スアレスを獲得した時になる。当時のスペイン代表MFで1960年にはバロンドールを受賞している選手で、その後は同クラブやスペイン代表で監督を務めている。その後の記録更新は、元デンマーク代表FWハラルド・ニールセン(1967年)、元ブラジル代表FWロナウド(1997年)、元イタリア代表FWクリスティアン・ビエリ(1999年)の3回で、他のイタリア2クラブと並んで4回の記録更新となっている。

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