名将ペップが出身地のカタルーニャ独立問題を語る「勝利に疑いの余地はない」

バルセロナのリーガ脱退問題も浮上

 スペイン・カタルーニャ自治州で州議会選手が26日に行われ、独立賛成派の政党が派半数の議席を確保した。中央政府の保守派から反発を受けながら賛成多数を勝ち取った賛成派は、公約に1年半以来のスペイン政府からの独立を公約に掲げている。自身もカタルーニャ州出身で政治とスポーツの両面から独立を訴えていたバイエルンの名将ペップ・グアルディオラ監督は、賛成派の勝利について持論を語っている。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
「カタルーニャ人が意思を明確にした。80パーセント以上の人間が投票に出かけた。そして、与党第一党が独立に賛成している。(独立賛成派の勝利に)疑いの余地はない」
 指揮官はこう語ったという。バルセロナ北部サンペドール出身のグアルディオラ氏はかつて地元メディアのインタビューで、現役時代にカタルーニャ代表があれば、そこでプレーしたとも語っているほどの独立賛成派。カタルーニャ政府が独立となった場合、リーガ・エスパニョーラの大きな目玉となる世界最強軍団バルセロナの分離という避けられないテーマも浮上する。一部メディアでは、フランスリーグへ参戦の可能性も指摘されるなど、予断は許さない状況にある。
 しかし、グアルディオラ氏は出身地であるカタルーニャが独立への歩みを進めていることを、心から喜ぶ様子だった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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