韓国代表FWイ・スンウ、アジア杯初出場の奮闘に母国称賛 「監督が求めていた姿」

中国戦後の“ペットボトル蹴り上げ”を反省「子供じみていて、軽率な行動だった」

 イ・スンウはアジアカップのメンバーに抜擢されながらも、グループリーグでは出番に恵まれず、第3戦の中国戦(2-0)で交代出場できなかったことに腹を立て、ペットボトルを蹴るなどして怒りを露わにした様子が韓国メディアに取り上げられていた。

 21歳のアタッカーはバーレーン戦終了後、「選手なら試合に出たい気持ちがある。勝負欲が強すぎてそういう行動を起こしてしまった。子供じみていて、軽率な行動だった」と反省を口にしたという。

 それでも、バーレーン戦では延長に突入し、疲弊していたチームに活気を与えたことは評価してもいいだろう。その後のキム・ジンスの決勝弾につながったのだからなおさらだ。イ・スンウも「チームの力になれて嬉しい」と笑顔を見せたと伝えられている。

 25日の準々決勝の相手はカタール。またもや中東の強豪との対戦となるが、イ・スンウが起爆剤となれるか注目したい。

[ftp_del]
>>【PR】UEFAチャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグの「大会情報・日程・視聴方法」をチェック!
[/ftp_del]

金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング