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韓国代表FWイ・スンウ、アジア杯初出場の奮闘に母国称賛 「監督が求めていた姿」
16強バーレーン戦で待望の今大会初出場 果敢なプレーで「攻撃に活気を与えた」
韓国代表は22日のアジアカップ16強で、バーレーン代表を延長戦の末に2-1で下し、カタールとの準々決勝に駒を進めた。FWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)、FWソン・フンミン(トットナム)が決定機を作れないなか、後半終了間際に投入された21歳のFWイ・スンウへの評価が高まっている。
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韓国は前半43分にFWファン・ヒチャン(ハンブルガーSV)が先制点を決めるも、後半32分に同点ゴールを許してしまう。90分で決着がつかず延長戦に突入するなか、延長前半アディショナルタイムにDFキム・ジンス(全北現代モータース)がダイビングヘッドを決めて勝ち越した。
もっとも、韓国はボール支配率70.5%と主導権を握りながら、決定力不足を露呈してバーレーン相手に苦しんだ。総合ニュースサイト「news1」は、「韓国の攻撃を任された選手たちの動きは期待以下だった。ファン・ウィジョ、ソン・フンミンは相手の集中マークに遭い、MFイ・チョンヨン(ボーフム)もコンディションが良くなく、FWファン・ヒチャンもドリブルからチャンスを作り出したが、フィニッシュが良くなかった」と、前線の選手たちが見せ場を作れなかったと報じている。
その停滞した雰囲気を少しでも打開したのが、後半44分から登場したイ・スンウだった。
記事では、「イ・スンウはピッチに入ると同時にボールをもらえるスペースを走り回り、攻撃に活気を与えた。チャンスがあれば迷わずシュートを試みた。こうしたプレーは(パウロ・)ベント監督が求めていた姿だった」と称賛している。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。