マンU新鋭ラッシュフォードを元チェルシーFWが評価 「ムバッペくらい価値ある選手になる」
2度のW杯に出場したカスカリーノ氏がラッシュフォードを絶賛
過去にチェルシーなどでプレーした元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノ氏が、マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードを絶賛した。パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペと同等の価値を持つ選手になれる可能性を秘めていると語った。英紙「ザ・タイムズ」が伝えている。
21歳のラッシュフォードは、ユナイテッドで出場した直近9試合で6得点をマーク。現地時間13日に行われたプレミアリーグ第22節トットナム戦(1-0)では、フランス代表MFポール・ポグバのスルーパスからワントラップでペナルティーエリア内まで侵入し、角度のない位置からゴール左隅へ蹴り込んで見事な決勝ゴールを決めた。
リーグ戦ここ5試合では、ベルギー代表FWロメル・ルカクを差し置きスタメン出場。ジョゼ・モウリーニョ氏の後任に就いたオレ・グンナー・スールシャール暫定監督の下で活気を取り戻している。
1トップとしての信頼を得た後に、巨大なポテンシャルを発揮し始めているラッシュフォードについて、カスカリーノ氏は英紙「ザ・タイムズ」に投稿した自身の記事で、「ワールドカップ(W杯)でセンセーションを巻き起こしたPSGの新鋭ムバッペと同じくらい価値ある選手になれる」との見解を示している。
「(トットナム戦の)マーカス・ラッシュフォードは凄まじかった。5月のFAカップ決勝後、ジョゼ・モウリーニョは彼には存在感が欠けていると話していたが、今はそうではない。彼のスピードと脅威を持ってすれば、キリアン・ムバッペくらい価値ある選手になれる」
ラッシュフォードが、この素晴らしいコンディションを維持することができれば、就任から公式戦6戦全勝のスールシャール暫定監督は、チームを新たな領域へと引き上げることができるかもしれない。そのためにも、現在ヨーロッパで最も影響力のあるストライカーの一人と目されるムバッペとの比較が、ラッシュフォードをさらなる飛躍に導くと期待したい。
(FOOTBALL ZONE編集部)