恩師・森保監督の期待に応える一撃、試合後にかけられた一言について明かす

　日本代表は17日のアジアカップ・グループリーグ第3戦でウズベキスタンに2-1と逆転勝利を収め、3連勝でグループ首位通過を決めた。豪快なミドルシュートで決勝ゴールを決めたDF塩谷司（アル・アイン）は、試合後に森保一監督からかけられた一言を明かしている。

　日本は前半40分に先制される苦しい展開となるも、その3分後に今大会初先発のFW武藤嘉紀（ニューカッスル）がヘディングシュートを決めて、1-1で前半を折り返した。後半は膠着状態が続いたなか、後半13分にスコアが動く。右サイドのDF室屋成（FC東京）が中央にクロスを送るも相手DFがクリア。一度攻撃が途切れたかに思われたが、こぼれ球に反応した塩谷がペナルティーエリア外の中央から左足でダイレクトシュートを放ち、強烈な一撃でネットを揺らした。

　試合後、塩谷は自身のゴールについて「距離もあったので、できるだけ強めに」と回想。自身のセールスポイントであると強調しつつ、「ミドルシュートは自分の良さの一つだと思うので積極的に打っていきたい。今日はあのシーンだけでしたけど、もっと自分の中で上手くミドルシュートに持っていくプレーもできたのではないかと思う」と反省材料も口にしている。

　サンフレッチェ広島時代の恩師・森保監督の下、5日に追加招集を受けて急遽チームに合流した塩谷は、代表3試合目で記念すべき初ゴールをマークした。さらに試合会場はUAEのアル・アインで、塩谷が現在所属するクラブのホームタウンというオマケ付きだ。代表の同僚らがゴールを絶賛したなか、指揮官からも言葉をかけられたという。

「監督からは『ナイスゴール！』と」

　広島で監督・選手として長年ともに戦い続けた関係だけに、多くを語らずとも思いは伝わるのだろう。塩谷の本職はセンターバックだが、守備的なポジションならどこでもこなすユーティリティー性を備え、アル・アインで数試合起用されたボランチでフル出場を果たした。“森保チルドレン”はチームを勝利に導く働きを披露し、先発起用に決勝ゴールという結果で応えている。

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