乾貴士にアラベスが関心か 現地メディア報道「買い取りオプション付きの可能性を模索」
今季開幕前に加入したベティスではレギュラーをつかめず、公式戦出場は14試合止まり
日本代表MF乾貴士は今季からスペインの古豪ベティスに加入したが、厳しいポジション争いのなかでリーグ戦8試合の出場にとどまっている。アジアカップの日本代表に追加招集され、現在は開催地UAEに滞在しているが、リーガ・エスパニョーラ5位のアラベスが“日本人アタッカー”の獲得に関心を示しているとスペインメディアが報じている。
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乾は2015年8月、ドイツのフランクフルトからスペインのエイバルへ加入。念願だったリーガ移籍の夢を果たした。3年間でリーグ戦89試合11得点の成績を挙げ、今季から古豪ベティスへ完全移籍。明るいキャラクターで元スペイン代表MFホアキン・サンチェスやスペイン代表DFマルク・バルトラの心をつかむなど、世界最高峰のリーグで戦い続けているが、激しいポジション争いでここまでリーグ戦出場は8試合にとどまっている。
昨夏のロシア・ワールドカップ以降は日本代表から遠ざかっていたなか、1月5日にMF中島翔哉(ポルティモネンセ)とMF守田英正(川崎フロンターレ)が怪我のため離脱したことで、乾とDF塩谷司(アル・アイン)が追加招集され、ベティスを離れて日本代表合流のためUAE入りしている。
そんななか、スペインメディア「エル・デスマルケ」は「アラベスの賭け」と題して乾について言及。記事によれば、アラベスは今季リーグ戦18試合3得点を記録していた主力アタッカーのスペイン人MFイバイ・ゴメスがアスレティック・ビルバオに移籍したため、
「日本人選手獲得への移行を強めている」という。
「アラベスは編成を強化するためのファーストチョイスとして、日本人アタッカーを捉えている。イヌイは今季ベティスで公式戦14試合に出場しているが、加入時の期待には応えられていない。バスク(アラベス)のクラブはシーズン後の買い取りオプション付きの可能性を模索している」
「エル・デスマルケ」は、リーグ5位につけるアラベスが乾の獲得を視野に入れていると間接的に報じる一方、「何にせよイヌイはアジアカップに参加中。スペイン帰国は数週間待たないといけない」とすぐにチームに合流できない状況にも触れている。
果たして乾は、現状を打破するために新天地を求めることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)