韓国が中国に2-0快勝、3連勝で1位通過 日本がF組2位なら準決勝で“日韓戦”の可能性

ソン・フンミン(右)が2得点に絡む活躍を見せた【写真:AP】
ソン・フンミン(右)が2得点に絡む活躍を見せた【写真:AP】

直前合流のソン・フンミンが今大会初出場、無失点でのC組1位突破に貢献

 韓国代表は16日、UAEで開催されているアジアカップのグループリーグ最終戦で、中国代表と対戦し、2-0で快勝。グループCを無失点の3連勝で1位通過、中国が2位での16強進出となった。

 両国とも2連勝ですでに決勝トーナメント進出を決めているなか、グループ1位の座を懸けた直接対決となった。勝利が必要な韓国は、所属するトットナムとの取り決めにより第1戦と第2戦を欠場していたFWソン・フンミンが先発出場。14日に合流したばかりの絶対的エースは、序盤から攻撃の中心として存在感を示していく。

 両者が積極的に攻撃を仕掛けるなか、先にスコアを動かしたのは韓国だった。ソン・フンミンがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをガンバ大阪のFWファン・ウィジョが落ち着いて決めて、前半14分に先制した。

 その後も両者がチャンスをつかむ一進一退の攻防が続くが、1点を追う中国は最後の精度を欠き得点を奪えず。すると後半6分、韓国はCKからDFキム・ミンジェが豪快なヘディングシュートを叩き込み、リードを2点に広げた。

 精神的に余裕を得た韓国は危なげなく時計の針を進め、このまま2-0で試合は終了。第1戦でフィリピン、第2戦でキルギスとそれぞれ格下に1-0と苦戦を強いられたことで、国内メディアからの批判にも晒されていたパウロ・ベント監督率いる韓国だったが、終わってみれば無傷の3連勝、しかも無失点での1位通過を決めた。

 これでグループFの日本が、17日のウズベキスタン戦で引き分け以下に終わり2位となった場合、両者がトーナメントを勝ち上がれば準決勝で激突。ファイナル進出を懸けた“日韓戦”が実現することになった。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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