復調のアーセナルに水を差す蛮行 看板破壊のサポーターら10人逮捕

ダービーの勝利で暴走

 アーセナルサポーターら10人が、23日に行われたリーグカップ3回戦のトットナム戦で敵地ホワイト・ハート・レーンの看板破壊などの蛮行に及び、逮捕されたことが明らかになった。英「BBC」が報じている。
 アーセナルは、アーセン・ベンゲル監督から一時戦力外の扱いを受けていた元フランス代表MFのマテュー・フラミニの2得点でノースロンドンダービーを戦う宿敵相手に2-1の勝利を収めた。主力を温存しながらも1点差の接戦をリードして迎えた試合終了のホイッスルは、アーセナルサポーターにとっては歓喜の瞬間となった。だが、一部のサポーターが暴走。2階席のスタンドに備え付けられたトットナムのバナー(看板)の一部を破壊していた。
 そして、この試合で10人の観衆が地元警察に逮捕される事態に発展しているという。アーセナルとトットナムの両クラブへのペナルティーは課されないもようだ。アーセナルはすでに事件を把握しており、トットナムと警察当局と連動し、さらなる容疑者の割り出しなどに協力することになるという。
 
 UEFAチャンピオンズリーグ初戦のディナモ・ザグレブ戦や、リーグ王者チェルシー戦で連敗。さらに、そのチェルシー戦ではディエゴ・コスタの挑発に乗って足蹴りを仕掛けたDFガブリエル・パウリスタが出場停止処分を受けるなど、ネガティブな出来事が続いていたアーセナルは、ダービーマッチの勝利でチームの士気が高まろうとしていた。そんなところで、水を差すような事件勃発となった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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