バイエルン“30歳CBコンビ”の来季は微妙に? 22歳パバール獲得で世代交代が加速か
フンメルスとボアテングに迫る危機 アトレチコDFエルナンデス獲得の噂も浮上
改革を進めるバイエルンで、ドイツ代表DFマッツ・フンメルスと同DFジェローム・ボアテングの“30歳CBコンビ”の立ち位置が危うくなっている。先頃、シュツットガルトに所属する22歳のフランス代表DFベンジャミン・パバールが来季加入すると発表した同クラブは、アトレチコ・マドリードでプレーする同じ22歳のフランス代表DFリュカ・エルナンデスも追っていると噂されており、守備陣の若返りを目指している。ドイツメディア「SPORT BUZZER」は、これによりCBのベテラン2選手の今後が不透明になったと伝えている。
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今季前半戦のバイエルンは、ドイツ代表DFニクラス・ジューレとボアテングがCBでコンビを組むことが多く、ジューレはブンデスリーガに1375分出場。ボアテングは990分、フンメルスは696分だった。23歳のジューレはバイエルンでの将来がほぼ約束されており、よほどのことがない限り、今後も主力として活躍すると思われる。
一方、スタメンを争わなくてはならないフンメルスとボアテングにとって、CBと右SBをこなすパバールの加入や、エルナンデス獲得の噂といったバイエルンの補強の動きは、自分たちの将来を考えるうえで大きな懸念事項となる。
ハサン・サリハミジッチSDは「我々には3人の非常に強力なCBがいる。この3人がトップコンディションにあることが重要だ。それが我々を強くする」と3選手の重要性を強調しているが、来季はCBが4人に増える。
ボアテングは「自分に向けられた批判や疑問の声は、モチベーションにしている。僕はまだまだ終わってないからね」と意気込んでおり、今冬の移籍は「そもそも」あり得ないとのことだが、ただでさえ出場機会の減少に不満を募らせていると言われるフンメルスの心中はどうだろうか。2021年まで契約を残す同選手だが、噂どおり退団という選択をするのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)