アーセナル戦で相手DFを退場に追い込んだ挑発達人コスタに3試合出場停止処分

チェルシー圧勝の陰のMVP

 イングランドサッカー協会(FA)が、19日のダービーマッチで乱闘寸前の小競り合いを演じたチェルシーのスペイン代表FWディエゴ・コスタとアーセナルのブラジル代表DFガブリエル・パウリスタに出場停止処分を下した。公式サイトを通じて発表されている。
 
 コスタはアーセナルに2人の退場者を出し、チェルシーが2-0で勝利した一戦で、前半終了間際にアーセナルDFローラン・コシエルニーの顔をたたいていた。マイク・ディーン主審らレフェリーはこの蛮行を見逃し、警告は出なかった。だが、コスタの挑発行為はテレビ中継でも放送されており、ディーン主審の誤審問題は大きな議論を呼んでいた。ビデオ検証によって、コスタの暴力行為が確認されたことで処分に至った。
 コスタとチェルシーは現地22日の午後6時までに処分に対する返答を行う必要がある。異議申し立てを行わず処分が確定すれば、3試合の出場停止が与えられる。
 また、コスタの暴力行為に怒りをあらわにしたDFガブリエル・パウリスタはチェルシー戦で退場処分を宣告されていた。同様に「不適切な行為」があったとして処分が下されることになった。コスタ同様に3試合の出場停止となるが、アーセナルは異議申し立てを行うと見られている。
 ガブリエルは口論の末、最終的にはコスタにバックヒールを仕掛け、レッドカードで退場処分となっていた。両者にイエローカードが提示されていたものの、コスタはピッチで残り時間プレーを続けた。試合は数的優位に立ったチェルシーが2-0で勝利している。
 アーセナル、チェルシーの両クラブに対しても、選手のコントロールをしきれなかったとして処分が下されている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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