アーセナルサポーターがダービーの判定に異議 主審の反対キャンペーンへ

SNSで賛同者募る

 アーセナルサポーターは、19日に行われたプレミアリーグのチェルシー戦の敗戦が、どうしても納得いかないようだ。この試合のレフェリーを務めたマイク・ディーン主審の判定に不満を持ったサポーター陣は、ディーン主審が今後2度とアーセナル戦を裁くことがないようにと、反対キャンペーンを行っている。英地元紙「テレグラフ」が報じている。
 アーセナルサポーターはソーシャルプラットホーム「Chang.org」を通じ、「マイク・ディーンが今後アーセナル戦でレフェリーを務めるのを阻止しよう」というキャンペーンの賛同者を募集。目標人数7万5000人に設定されているが、開始から2日間(日本時間21日21時時点)で5万7000人以上が集まっている。目標人数に達すれば、抗議としてイングランドサッカー協会に提出されるようだ。
 問題の引き金となったのは、19日のダービーマッチで起きたチェルシーFWディエゴ・コスタとアーセナルDFガブリエル・パウリスタをめぐる一連の騒動だ。前半終了間際にコスタがDFローラン・コシエルニーの顔をたたいたプレーに怒ったガブリエルがコスタと口論に発展。両者にイエローカードが与えられ、一度収束したかに思われた。しかし、両者の口論は続き、最終的にはヒートアップしてコスタにバックヒールを仕掛けたガブリエルがディーン主審からレッドカードを提示され、退場処分となっていた。
 この判定は物議を醸し、アーセン・ベンゲル監督もコスタは退場になるべきだったと非難している。この試合ではアーセナルMFサンティ・カソルラも2枚のイエローカードで退場するなど、アーセナルにとっては散々な内容だった。試合も2-0でチェルシーが勝利した。
 キャンペーンでは2012年2月26日のアーセナル対トットナム戦で、トットナムがゴールを決めた際にこの試合でも審判を務めていたディーン主審が喜んでいたのでは、という疑惑の動画も紹介されている。非難ごうごうのディーン主審、今後アーセナル戦でホイッスルを吹く姿を見ることはなくなるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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