バイエルン、チェルシーの18歳FW獲りへ3度目オファー 提示額は1.7倍増の41億円か
ハドソン=オドイはプリシッチ加入が決まり、移籍の意志が強まっていると英紙報道
バイエルンがチェルシーの18歳FWカラム・ハドソン=オドイ獲得を目指し、3度目のオファーを提示したようだ。その額はボーナス込みで3000万ポンド(約41億円)とチェルシーの要求額に近付いており、英紙「ザ・サン」は「チェルシーもこれほどの大型オファーに対し、抗うことは困難と考えるかもしれない」と伝えている。
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バイエルンはチェルシーに所属するU-19イングランド代表ウィンガー、ハドソン=オドイを今冬のトップターゲットとしており、すでに2度オファーを出している。最初は1350万ユーロ(約16億円)、2度目は2000万ユーロ(約24億4000万円)と額を上げて獲得を試みたが、チェルシーは18歳の“ワンダーキッド”に約4000万ユーロ(約48億8000万円)の額を設定し、バイエルンの試みは2度とも失敗に終わっていた。
しかしバイエルンは諦めず、3度目のオファーを携えてチェルシーに接触。前回より約16億円増額してのアプローチに、記事では「現行の契約が18カ月しか残っていない選手に対し、これほどの大型オファーが来るとは、チェルシーも抗うことは困難と考えるかもしれない」と綴っている。
2017年のU-17ワールドカップ(W杯)優勝メンバーであるハドソン=オドイは、主にチェルシーのU-23チームでプレーしてきたが、現地時間12月26日のリーグ第19節ワトフォード戦(2-1)でプレミアデビュー。42分間の出場だったが、トップリーグの雰囲気を味わった。すでにUEFAヨーロッパリーグ(EL)で欧州の舞台にも立っており、11月29日のグループステージ第5節PAOKサロニカ戦(4-0)では1ゴール1アシストを記録している。
チェルシーファンはアカデミーの最高傑作を手放したくないと思っているようだが、「ザ・サン」紙によればハドソン=オドイは新契約へのサインをすでに拒否。トップチームでの出場機会を求め、移籍を希望しているという。チェルシーはドルトムントからアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチの獲得を発表したばかりだが、ハドソン=オドイにとってプリシッチの加入は、移籍への思いをより強くさせているようだ。
果たしてイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(ドルトムント)に続き、またもイングランドから有望株がブンデスリーガにやってくることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)