レアルが史上初の3年連続“世界一” クラブW杯決勝、塩谷に被弾も…アル・アインに4-1快勝
モドリッチの一撃でレアル先制 ジョレンテ、ラモスが追加点
レアル・マドリードが史上初の3年連続クラブ世界一を達成した。現地時間22日にUAEで開催のFIFAクラブワールドカップ(W杯)決勝戦で、欧州代表のレアルは開催国代表アル・アインを4-1で下して優勝の栄冠に輝いた。
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レアルは開始4分、安定したポゼッションから左サイドをMFマルコス・ジョレンテが突破。ゴール近くまで切り込んだ後の右足アウトサイドでの折り返しは飛び込んだFWルーカス・バスケスと相手が競り、こぼれたボールがゴールポスト直撃。いきなり際どいシーンを作った。
最初の決定機はアル・アインだった。前半13分、サイドチェンジで回ってきたボールをレアルのDFマルセロはヘディングでバックパスしたが、相手MFエル・シャハドに完全に読まれた。そのまま一気に抜け出され、右サイドから中央方向へカットインするドリブルでGKティボー・クルトワも突破。そして左足シュートを放ったが、戻ってきたDFセルヒオ・ラモスのブロックに阻まれた。
すると1分後、今年のバロンドーラーが牙をむいた。レアルが右サイドから逆襲すると、MFトニ・クロースの落としたボールを受けたMFルカ・モドリッチはペナルティーエリア外から左足を振り抜いた。このシュートはゴール左隅に吸い込まれ、絶体絶命のピンチから一転して先制点を奪った。
直後にはアル・アインが元鹿島のFWカイオが同点ゴールかという場面を作ったがオフサイドで取り消し。レアルもバスケスやベンゼマに訪れた決定機でゴールならずと出入りの激しい試合になったが、前半の半ばを過ぎると徐々に落ち着いた。その後も全体的にはレアルが攻勢となったが追加点には至らず、レアルの1点リードで前半を折り返した。
後半に入っても全体にレアルペースで進み、同15分に再びスコアが動く。右コーナーキックがクリアされたこぼれ球を、ペナルティーエリア外からジョレンテがダイレクトボレー。低く抑えられた強烈な一撃は、アル・アインゴールに突き刺さり2-0とリードを広げた。
さらにレアルは同33分、右コーナーキックからセルヒオ・ラモスがヘディングで叩いてダメ押しの追加点。一方のアル・アインも同40分、カイオが右サイドから蹴り込んだフリーキックを元日本代表DF塩谷司がニアサイドに走り込み、ヘディングでファーサイドに流し込んでゴールを決めて一矢報いた。
それでもレアルはアディショナルタイムにオウンゴールにより1点を追加し、4-1と快勝。史上初のクラブW杯3連覇を果たし、アル・アインは史上3チーム目の開催国代表としての決勝進出も初優勝を果たすことはできなかった。
(FOOTBALL ZONE編集部)