ダービー勝利のインテル監督 無傷の3連勝で首位にも「リーグはまだ長い」

マンチーニ監督「順位表を正しく見られるのは10試合終了後から」

 インテルは13日、ミラノダービーに1-0で勝利し、開幕3連勝で単独首位に立った。だが、ロベルト・マンチーニ監督は、チームが浮かれることないように引き締めに入っている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が伝えている。
 指揮官は、試合後の記者会見でこう切り出した。
「第3節のダービーに勝利した後だが、間違いなくチームのコンディションは最高ではない。この試合でも、良かった部分とそうでなかった部分が見えた」
 開幕3試合で勝利がないものの優勝争いの本命とみられるリーグ4連覇中のユベントスを意識するように慎重な言葉をつないでいく。
「我々はトップにいるわけではない。しかし、現段階はこれでいい。ユーベよりも8ポイント上にいるからといって、今はそれを数える必要はないんだ。順位表を正しいものとして見ることができるのは、10試合から15試合が終わった後だ」
 3連勝で名門復活を印象付けるようなスタートダッシュを決めた。だが、優勝を意識させるかのような質問に対しては「リーグ戦は長い。長いんだよ。我々はスーパーハードワークをしなければいけない。ハードワークじゃ駄目なんだ」と、開幕3試合で首位に立ったことを意に介していないかのように語った。
 それでも「このミラノダービーで良かったことは、新しい選手を使うことができて、チームにとって理解が進んだことだ」と、MFフェリペ・メロ、MFイバン・ペリシッチ、DFアレックス・テレスといった新加入選手を起用し、結果を出した点についても大いに手応えを感じていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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