ミラン本田トップ下強行先発も痛恨の不発 インテルとのダービーで0-1負け

左SB故障もインテル長友は出番なし

 開始3分でビッグチャンスを迎えたのはミラン。インテル最終ラインでの不用意なパスミスをコロンビア代表FWカルロス・バッカがカットして、ブラジル代表FWルイス・アドリアーノにスルーパス。しかし、インテルのスロベニア代表GKサミル・ハンダノビッチが距離を詰めてセーブした。前半7分にもバッカのスルーパスにアドリアーノが抜け出す連携を見せた。本田も15分にボナベントゥーラからのパスを受けて強引に右足でミドルシュートを放った。
 攻守の切り替えが早い一進一退のゲームが続く中、本田は同31分にも右サイドからドリブルで中央に進出しながら左足を振り抜いてミドルシュートを放ったが、ハンダノビッチにキャッチされた。同39分にはインテルのモンテネグロ代表FWステファン・ヨベディッチが強烈なミドルを放ったが、枠外。両チームとも、ペナルティーエリア内でシュートを打つ形は作れなかった。同42分、中盤で厳しくタックルにいった本田にはイエローカードが提示された。前半終了間際には、ヨベディッチのパスにアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディが抜け出したが、ミランのGKディエゴ・ロペスが距離を詰めてセーブ。両GKが一度ずつ1対1をセーブする活躍を見せ、0-0でハーフタイムを迎えた。
 後半はミランの前線からの守備が機能してペースを握るが、スコアを動かしたのはインテルだった。ミランがハンダノビッチまでプレスに出たところで奪いきれずに前方につながれると、コロンビア代表MFフレディ・グアリンが左足を一閃。強烈なシュートがゴールに突き刺さり、後半13分にインテルが先制した。

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