マンU、チーム内得点王マルシアルとの契約延長交渉が難航 代理人「非常に悲観的」
マンUのオファーに対し代理人のランボリー氏が難色示すと英メディア報道
今季開幕から低調なマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグ第17節終了時点で首位と勝ち点19差の6位に低迷。18日には、就任3年目のシーズンを戦っていたジョゼ・モウリーニョ監督が退任した。後任人事の行方を含めて、今後チーム内のポジション争いの構図も大きく変わる可能性があるが、フランス代表FWアンソニー・マルシアルは、モウリーニョ監督との確執も伝えられていたなかで今季チーム内トップとなる公式戦8得点をマーク。この活躍を受けてクラブは長期での契約延長を希望しているようだが、マルシアルの代理人は「悲観的」「合意からは程遠い」と否定的な考えを示していると、英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
モウリーニョ監督からの信頼を得られず、今夏には放出候補にもなっていたマルシアルだったが、シーズンが始まってみれば周囲の期待を良い意味で裏切った。マルシアルは現時点でプレミアリーグに13試合出場し7得点、UEFAチャンピオンズリーグでも5試合1得点を記録し、目下チーム内得点王になっている。
11月には残りの契約期間が半年となっていたマルシアルに対して、ユナイテッドは1年間の契約延長オプションを行使し、少なくとも2020年まで延長するだろうと報じられた。今冬にはさらなる長期契約締結に向けた交渉が行われると予想されている。しかし、これに否定的な見解を示しているのが、マルシアルの代理人であるフィリップ・ランボリー氏だ。フランスのラジオ局「RMCスポーツ」のインタビューで、長期契約に向けた話し合いがポジティブに進むかどうかとの問いに、ランボリー氏は「非常に悲観的だ」と語っている。
「彼ら(ユナイテッド)が送ってきたオファーだが、我々が期待していたほどのものではなかった。我々の望みとはかけ離れている。合意からは程遠い状況だよ」
首位リバプールに勝ち点差19をつけられ、6位と苦戦が続くユナイテッドのなかで一人気を吐いているマルシアルだが、クラブから望むようなオファーを受け取ることはできていないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)