名将ベンゲル、同胞ジダンに“プレミアの勧め” 「トップレベルで仕事をしたいなら…」
レアルを退任し、現在フリーのジダンに「イングランドに行かなければならない」と主張
レアル・マドリードの監督時代にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)三連覇の偉業を成し遂げたジネディーヌ・ジダン氏は、次なる指揮の場にどこを選ぶのか注目が集まっている。名将アーセン・ベンゲルは、「トップレベルで仕事をしたいなら、イングランドに行く必要がある」とプレミアリーグへの勧めを説いた。
ジダン氏はレアルをCL三連覇に導いた後、2017-18シーズン限りで監督を退任。現在はフリーの身で、ジョゼ・モウリーニョ監督の進退問題が囁かれるマンチェスター・ユナイテッドの次期監督に就任するのではないかなど、数多くの噂が飛び交っている。
今年10月にはジダン氏の代理人がイングランドでの監督就任に対して、「魅力的ではない」と発言したばかりだが、昨季までアーセナルを22年にわたって指揮したベンゲル氏は、プレミアリーグこそがジダン氏の必要とするチャレンジを与えてくれる唯一のリーグだと衛星放送「ビーイン・スポーツ」で語った。
「もしトップレベルで仕事をしたいなら、イングランドに行かなければならない。イングランドは6つのクラブがタイトル争いできる唯一の国だ。他の国では、一般的に12月までにどのチームが優勝するのかを言うことができる。ジネディーヌは世界最大のクラブにいたこともあって複雑な状況にある。そして、彼は2番目に大きいクラブに行くことができる。つまり彼は分岐点に立っているんだ」
さらに「彼は長期的なプロジェクトに携わってクラブの構築に貢献するか、CLで優勝するクラブに戻るか。どちらかになるだろう」と展望したベンゲル氏。プレミアリーグを深く知る同郷のアドバイスをジダン氏はどのように捉えるのだろうか。
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