データ上ではピルロ超え! ユベントスMFマルキージオが次節復帰へ

浮き彫りとなった今季苦戦の理由

 そして、同ポジションで先発出場した際の平均勝ち点数も、ピルロが2.2に対して、マルキージオが2.3とわずかながら上回っている。その際の平均失点数はピルロ出場時に0.9なのに対し、マルキージオの場合は0.4と、守備の安定という意味ではマルキージオが大きくリードしていることが浮き彫りになった。
 一方で、このデータを参照する限り、各項目でマルキージオを上回る数値をマークしているテベスとビダル、同程度の数値を出したピルロの3人が今夏にチームを離れている。それだけ、この3人の存在が昨季のリーグ優勝に大きく貢献していたことも、同時に浮かび上がった。それだけに、「プリンピチーノ(小さな王子様)」の愛称を持つ、下部組織育ちの生え抜きに掛かる期待は大きいということだ。
 第3節の対戦相手は、ここまで2連勝と好調を維持しているキエーボ。ガゼッタ紙によれば、マッシミリアーノ・アッレグリ監督はマルキージオの復帰によって念願の4-3-1-2システムへの変更を予定しているとも伝えられている。よもやの2連敗スタートとなったユベントスだが、中盤のキーマン復帰とともに反転攻勢をかけることができるだろうか。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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