インテル加入のつぶし屋は世界屈指のカードコレクター その驚きの実情とは?

7年間でカード総数は94枚

 インテルのロベルト・マンチーニ監督が獲得を熱望し、移籍市場の最終日に念願かなってガラタサライから獲得に成功した元ブラジル代表MFフェリペ・メロ。そのプレースタイルは、荒々しいつぶし屋というイメージがある。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」では、メロが受けたカードの数という観点から、そのプレーを検証している。そこには、想像以上の実情が浮かび上がっている。
 メロは2011年夏の移籍市場でガラタサライへ渡り、以降4シーズンをトルコでプレーした。その初年度に受けたイエローカードの数は13枚でレッドカードは無し。合計プレータイムが3065分間であったため、235分間に1枚の割合でカードをもらったことになる。90分換算をすると、3試合にフル出場すれば、必ず1枚はイエローカードを提示されていることになる。
 そして、メロの荒さはガラタサライ2年目以降もデータとして表れていくことになる。
 2年目は2738分間のプレーで9枚のイエローカードと、2枚のレッドカード。カードの枚数自体は減ったが、ベシクタシュ戦で受けた退場処分は4試合出場停止という厳罰を受けるほどのものになった。3年目は4090分間のプレーで14枚のイエローカードと2枚のレッドカード。255分間に1度はカードを受けるというハイペースを維持した。ガラタサライでのラストシーズンとなった昨季は、ワーストだった。プレータイムが2866分間に留まったにもかかわらず、17枚のイエローカードと1枚のレッドカードを受けた。その割合は、159分間に1枚。2試合に1枚は必ずカードをもらっている計算になる。
 結局、ガラタサライでの4年間で受けたカードの総数は、イエローカードが53枚でレッドカードが5枚。その出場停止期間は19試合にのぼった。1シーズンあたり、約5試合を出場停止により欠場した計算になる。

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