ユナイテッド伝説OB、古巣の今夏移籍動向を一刀両断 「25年間で最も悲しい瞬間」
シュマイケル氏は今夏に多くの選手が加入を拒否していた事実を吐露
プレミアリーグは15節まで消化したが、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるマンチェスター・ユナイテッドは8位と低迷が続いている。クラブのレジェンドである元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏は、今夏を「クラブの25年間で最も悲しい瞬間」と称し、多くの選手がクラブへの加入を拒否したと明かした。英サッカー専門メディア「Squawka」が報じている。
12月にして早くもライバルのマンチェスター・シティと勝ち点18。ユナイテッドは今夏にレスターのイングランド代表DFハリー・マグワイアやトットナムのベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトらセンターバックを補強ポイントとしていたが、それが叶わず、今季は選手起用に苦労する指揮官の姿が見られる。
ブラジル代表MFフレッジ、ポルトガル人DFディオゴ・ダロ、GKリー・グラントの3人にとどまった開幕前の補強について、「我々の移籍市場はクラブにとって25年間で最も悲しい瞬間だった。選手たちは『ノー』と言い、彼らはクラブのためにプレーしたくなかった」と明かしたシュマイケル氏は、古巣の現状を憂いている。
「ジョゼが来てからスカッドは綺麗になったと思う。ただ、私は彼が移籍を担当しているとは思わない。最近の試合前の話はポグバとモウリーニョの争いについてがほとんどだけど、ユナイテッドはポグバについてやり過ぎている。彼は(エリック・)カントナ以上のものを持っているが、それを還元してはいない。還元できなければ、そのような力を持った選手は誰かにとって大きな問題になるんだ。モウリーニョにはそれについて何かをする力はない。我々は非常に憂鬱そうな監督の姿を見ているが、彼がそれを楽しんでいるようには見えないね」
クラブOBであるシュマイケル氏の嘆きは、迷走するユナイテッドに届くだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)