中島翔哉は「疲れを見せない」 今季5点目で攻撃牽引、“充実ぶり”を地元メディア称賛

ポルティモネンセのMF中島翔哉【写真:Getty Images】
ポルティモネンセのMF中島翔哉【写真:Getty Images】

勝ち越しゴールを含めて、質の高いプレーを実証するデータを海外メディアが公開

 ポルティモネンセの日本代表MF中島翔哉は、現地時間2日のポルトガルリーグ第11節トンデラ戦に先発フル出場。前半終了間際には今季5得点目を挙げ、3-2の勝利に貢献した。ポルトガルメディアはPK獲得&勝ち越し弾の活躍を称賛している。

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 ポルティモネンセはキックオフわずか13秒で、トンデラに先制点を奪われる苦しい立ち上がりとなった。それでも前半12分に中島がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをブラジル人FWパウリーニョが決めて同点に追いつくと、同29分には元コロンビア代表FWジャクソン・マルティネスがゴールを奪ってスコアをひっくり返す。

 そして前半アディショナルタイム1分、中島にチャンスが巡ってきた。相手GKからのビルドアップに対してポルティモネンセの前線が連動したプレスを仕掛けると、中島が高い位置でボールを確保。そこから得意のドリブル突破こそ一度は相手DFに阻まれたものの、セカンドボールを拾った味方のパスをペナルティーエリア左で受け、得意の45度よりも角度のない位置からダイレクトで左足を一閃した。

 中島の放った一撃は虚を突くような軌道で“ニア上”へ。反応が遅れた相手GKクラウディオ・ラモスの伸ばした手も届かず、ゴールネットを揺らした。利き足ではない左、そしてなおかつシュートを放った直後にバランスを崩した中島だったが、ボールに込めたパワーとコントロールはさすがだった。

 ポルトガルメディア「GoalPoint」公式ツイッターは、データ分析会社「オプタ」のデータを用い、中島のトンデラ戦における個人スタッツを公開。ゴールを挙げたほか、「シュート5本。うち枠内3本」「キーパス2回」「ロングパス3本中3本成功」「ドリブル2回中2回成功」「PK獲得1回」と精度の高いプレーを披露したことをデータで紹介しており、「ショウヤ・ナカジマはゴールと素晴らしいプレーをしても疲れを見せない」と称賛した。

 今季もリーグ戦9試合に出場して5得点3アシスト。ポルティモネンセの中核として攻撃を力強く牽引している。

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