鳥栖FWトーレス、40m“ロング弾未遂”に母国紙注目 「決めていたら年間ベストゴール」

サガン鳥栖FWトーレス【写真:荒川祐史】
サガン鳥栖FWトーレス【写真:荒川祐史】

鹿島戦の後半17分、競り合いから迷わずロングシュートを狙ったが惜しくも枠外

 サガン鳥栖は1日に行われたJ1リーグ最終節の鹿島アントラーズ戦に0-0で引き分け、勝ち点41で5チームが並んだなか、得失点差で14位となり辛くもJ1残留を決めた。今夏に加入した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは日本挑戦1年目のラストゲームはノーゴールに終わったが、スペインメディアは鹿島戦のあるワンシーンを取り上げ、「これを決めていたらゴール・オブ・ザ・イヤーだっただろう」とスポットライトを当てている。

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 史上稀に見る大混戦となったJ1残留争いは、J2クラブとのJ1参入プレーオフ決定戦に回る16位を巡り、劇的なドラマを展開。後半アディショナルタイムに川崎フロンターレに決勝点を許して1-2と逆転負けを喫したジュビロ磐田が、8日に東京ヴェルディと対戦することになった。

 鳥栖は最終節で鹿島と引き分けて勝ち点1を獲得し、得失点差でプレーオフ行きを回避した。苦しみながらも残留を果たした鳥栖だが、トーレスの母国であるスペイン紙「AS」は後半17分のシーンに注目している。

 攻め込まれていた鳥栖は、MF福田晃斗が前線を目がけて大きくクリア。ハーフウェーライン付近で鹿島DFチョン・スンヒョンとの競り合いでボールを拾ったトーレスは、着地と同時に右足を一閃した。鹿島GKクォン・スンテは前に飛び出しており、その頭上を狙って約40メートルの距離から迷わずロングシュートを放ったが、枠を捉え切ることができず、ボールは無常にもゴールラインを割った。

「AS」紙は、「フェルナンド・トーレスは鳥栖の降格を阻止した。もしスペイン人FWがこれを決めていたら、ゴール・オブ・ザ・イヤーだっただろう」と母国メディアらしく、贔屓目線で記している。

 同日には、柏レイソルのFWクリスティアーノが約50メートルの超ロングループ弾、ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが古巣バルセロナを彷彿させる連係弾など、スーパーゴールが誕生。トーレスのシュートが仮にネットを揺らしていたとしても、劣勢を強いられていたかもしれない。

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