レアルGKナバス、監督交代によるベンチ降格に嘆き 「CL三連覇を果たしたのに…」

レアル・マドリードのGKケイラー・ナバス【写真:Getty Images】
レアル・マドリードのGKケイラー・ナバス【写真:Getty Images】

クルトワ加入でCL要員扱いも、ソラーリ監督となって立場はさらに悪化

 レアル・マドリードのコスタリカ代表GKケイラー・ナバスは、2015年から昨季まで続くクラブのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)三連覇に貢献した。しかし、ベルギー代表GKティボー・クルトワの加入と監督交代により、一転してバックアッパーへと降格。苦悩の守護神はスペインメディアで複雑な胸中を明かしている。

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 驚異的な反射神経を生かしたセービングでレアルの守護神に君臨してきたナバス。しかし、クラブから全幅の信頼を得ているとは言い難い。

 2015年の夏にはマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘア獲得のため、トレード要員として放出濃厚となった。しかし、この時は移籍期限までの手続きが完了せずに破談となり、ナバスは残留を喜んで涙した。

 以降はレギュラーとしてCL三連覇を支えたが、レアルは今夏にロシア・ワールドカップ最優秀GKのクルトワをチェルシーから引き抜いた。これをきっかけにナバスの立場は一層不安定なものとなった。

 フレン・ロペテギ前監督はリーガでクルトワ、CLをナバスと明確な役割分担を行っていたが、10月下旬に解任。後任のサンティアゴ・ソラーリ監督は一貫してクルトワを起用するようになり、ナバスはベンチを温める日々が続いている。

 ナバスはスペインのテレビ番組「El Chiringuito de Jugones」に出演し、「僕はCL三連覇を果たしたのに、プレーできなくなった」と現状を憂いた。タイトル獲得に貢献してきたという自信が打ち砕かれている様子だ。

 クルトワ加入決定時に「移籍するのは死ぬことと同じ気持ち」だとレアル残留への強い思いを口にしていたナバス。再びポジションを奪い返すことはできるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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