アザールの素直な思い 「僕はメッシやC・ロナウドにはなれない」

世界最高を争う二人に届かぬ理由

 チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールは昨季、プレミアリーグで年間最優秀選手に選出されるなど、世界屈指の名手に成長した。だが、自ら「メッシやロナウドのようにはなれない」と、ベルギー誌「スポーツ・フットマガジン」で語った。
 アザールは昨季公式戦52試合で19得点を記録した。ゴールだけでなく、鋭い突破力を生かしたチャンスメークの数々で、チェルシーのリーグとリーグカップ優勝の原動力となった。その活躍からプレミアの年間最優秀選手にも輝いた。ジョゼ・モウリーニョ監督はチームの二冠に貢献した教え子を「クリスティアーノ・ロナウド以上のシーズンだった」と絶賛。ゴールを量産しながらも、タイトルを逃した”白い巨人”のエースよりも昨季に関しては上回ったと評価していた。
 そんなアザールは、世界最高の選手の座をめぐり争い続けるメッシとロナウドとの比較について口を開いた。
「自分自身にメッシやロナウドのように年間50ゴールや60ゴールを決めるために、どうすべきか自問自答した。努力はするけど、僕は本当のスコアラーにはなれないだろう。それは自分の中にないものなんだ。大部分はメンタル的なことだと思う。時々ゴールを決めた後、十分だと考えてしまうんだ」

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