降格危機の鳥栖FWトーレス「土壇場のゴラッソ」 値千金ゴールをスペイン紙称賛

サガン鳥栖FWフェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】
サガン鳥栖FWフェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】

横浜FM戦で決勝ゴール、自動降格を回避する一撃に母国メディアも注目

 サガン鳥栖に所属する元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、24日に行われたJリーグ第33節の横浜F・マリノス戦で鮮やかな決勝ゴールを叩き込み、チームを2-1の勝利に導いた。クラブにとってJ1残留に向けて大きな勝ち点3となったが、スペイン紙「AS」もこの“ゴラッソ”を動画付きで伝えている。

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 鳥栖はこの試合、前半29分に横浜FMのFW伊藤翔に先制ゴールを許したものの、後半26分にFW金崎夢生がPKを決めて1-1の同点に追いつく。そしてトーレスが輝いたのは同33分のこと。DF高橋祐治からの縦パスを金崎が足を伸ばしてつなぎ、トーレスの下へ。するとトーレスはボールを軽く右足アウトサイドで動かして正対するマーカーをかわし、シュートコースを作ると右足を一閃。鮮やかな一撃をゴール左隅へと突き刺した。

 アトレチコ・マドリードやリバプール、そしてスペイン代表でゴールを量産した当時を彷彿とさせるゴールに、トーレスの“お膝元”である同紙も「フェルナンド・トーレス、土壇場のゴラッソでトスを降格圏内から救う」との見出しでこう伝えている。

「彼のミッションは降格から救い出すことで、そして今節において、それを実行した。トーレスは後半33分に叩き込んだゴールによって、降格圏内への転落を防いだ」

 しかし現状では17位以下の自動降格こそ回避したものの、鳥栖は残留ラインぎりぎりの15位で、J2上位とのプレーオフに回る16位名古屋グランパスと勝ち点40で並んでいる。同紙もそうしたレギュレーションについて触れつつ、「トスはまだ降格から安全になったわけではない」と記している。

 鳥栖は最終節で、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)王者の鹿島アントラーズとアウェーで対戦する。引き分け以上であれば自力で残留を決められる一戦で、トーレスはサポーターを歓喜させる一撃を再び決めることができるだろうか。

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