ミランが元スウェーデン代表FWイブラヒモビッチに条件提示 年俸2.8億円と伊放送局報道
レオナルドSDやマルディーニの強化部が出馬し、半年間のオファーを提示
復権を期すセリエAの名門ACミランが、復帰を熱望する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチに対して年俸条件を明示したオファーを送ったという。イタリア衛星放送局「スポーツ・メディアセット」が報じている。
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ミランは現在、米MLS(メジャーリーグサッカー)のLAギャラクシーでプレーするかつてのエース復帰を数年来にわたって熱望してきた。代理人のミノ・ライオラ氏は中国資本に経営権を譲ったミランとは交渉する気がなかったとした一方で、今季から米ファンド「エリオット・マネジメント」に経営権が移ってからは有力な交渉相手になったというスタンスを明言している。
そうしたなかで、今季からミランのスポーツディレクター(SD)に就任したOBの元ブラジル代表MFレオナルド氏と強化部入りした同じくOBの元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏がイブラヒモビッチ獲得交渉に出馬。そしてついに、半年間で手取り年俸220万ユーロ(約2億8000万円)のオファーを提示したという。
同局の数日前の報道では、イブラヒモビッチ側に半年間の契約を受け入れる用意があるとしていた。イブラヒモビッチが合意すれば、当面のところは今季終了までの契約となるものの、カリスマFWがセリエAに帰還することになる。
単純にオファー額を2倍すると、年間で440万ユーロの契約になる。手取りかどうかの差はあるが、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」がシーズン前に公開した年俸ランキングでは、ミランのトップはアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインの900万ユーロ(約11億7000円)とされていた。それに比べれば、半額くらいの金額での契約オファーになる。
果たして、イブラヒモビッチは再び赤と黒のユニフォームを身につけてミランに帰還するのか。レオナルドSDとマルディーニ氏によるタッグは、その最終局面にある模様だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)