復活のオランダ、「終了間際のドラマ」でNL4強! “世界最高額DF”が劇的同点弾

終了間際にファン・ダイクが劇的弾、ドイツと2-2で引き分け1位通過決める【写真:Getty Images】
終了間際にファン・ダイクが劇的弾、ドイツと2-2で引き分け1位通過決める【写真:Getty Images】

終了間際にファン・ダイクが劇的弾、ドイツと2-2で引き分け1位通過決める

 ロシア・ワールドカップ(W杯)は欧州予選敗退だったオレンジ軍団が鮮やかに復活した。UEFAネーションズリーグ(NL)リーグAのグループ1最終節で、オランダが終了間際のDFフィルジル・ファン・ダイクのゴールでドイツと2-2の引き分けに持ち込み、首位でベスト4進出を決めた。

 ロシアW杯王者フランス、2014年ブラジルW杯優勝のドイツ、そしてオランダといういずれもスター選手を擁する3カ国の争いとなったこのグループ。不振のドイツは1試合を残した時点で最下位が確定しており、オランダとフランスが首位の座を僅差で争っていた。

 オランダは引き分け以上の結果を残せば得失点差の関係でフランスを上回れる。そんな状況でドイツとの最終戦を迎えた。しかし、前半9分にFWティモ・ヴェルナー、同19分にMFレロイ・サネにゴールを許す苦しい展開となった。

 それでも後半40分にFWクインシー・プロメスが右足で正確なシュートを決めて1点差に迫る。さらにドラマは同45分に待っていた。右サイドからのクロスをゴール前に攻め上がっていたDFファン・ダイクがボレーで叩き込んだ。

 今年1月にリバプールが7500万ポンド(約109億円)を投じた“世界最高額DF”がオランダを救った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」も「終了間際のドラマティックな同点弾」と報じた。

 この結果オランダとフランスは勝ち点7で並ぶも、得失点差は「+4」と「0」でオランダが上回った。決勝トーナメントではスイス、イングランド、ポルトガルのいずれかと対戦する。

 ロシアW杯予選敗退という屈辱から這い上がったオランダ。ロナルド・クーマン監督の下で新たな第一章の幕開けとなるか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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