ミランFWイグアイン、判定不服で激昂 退場処分に監督苦言「経験のある選手なら…」
前半に獲得したPKを元同僚のシュチェスニーにストップされて得点できず
セリエAの名門ACミランのエース、アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインは現地時間11日の古巣ユベントス戦でスタメン出場したが、PK失敗に退場処分と散々な試合に終わった。ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、ホームで0-2と敗れた後の記者会見で「彼ほどの経験のある選手なら……」と、擁護しつつも苦言を呈した。ミラン専門のニュースサイト「ミランニュース」が報じている。
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全体的に主導権をユベントスが握った試合で、前半8分には先制ゴールも決まった。そうしたなかで、ミランに反撃のビッグチャンスが訪れたのが前半38分過ぎのアクションだった。自陣ペナルティーエリア内でボールを奪ったところからのロングカウンターでスペイン代表FWスソが長い距離をドリブルで持ち運び、ラストパスはイグアインへ。相手DFメディ・ベナティアをワンタッチでかわそうとしたところでボールがストップしたが、ミランの選手たちは一斉にハンドをアピールした。
これがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認を経てPKと判定された。そしてキッカーはイグアインに。ガットゥーゾ監督は「彼が得たPKで、蹴るのも彼らだ。誰が蹴るかは任せているし、口出しをしていない」と、ピッチ内の判断に任せていることを明かした。そして、PKを獲得した形になったイグアインがボールを抱えてスポットに向かった。
しかし、キッカーから見て左下を狙ったキックは昨季までの同僚だったGKヴォイチェフ・シュチェスニーに読まれ、わずかにコースを変えられたシュートはゴールポストに当たって外へ。同メディアでは、試合後のシュチェスニーが、「去年まで同じチームでプレーしていて、彼のPKが強いボールで下のコースに来ることは分かっていた。運も良かったけどね」と、読み切っていたことを明かした。
千載一遇のチャンスを逃したイグアインは、その後のゲームではベナティアとイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニに存在を消された。