「大きな不公平が生じる」 ポルトガル代表監督、C・ロナウドのバロンドール受賞主張
ポルトガル代表で指導してきたサントス監督は“ロナウド推し”
欧州年間最優秀選手に与えられる「バロンドール」は12月3日に発表される。FIFA最優秀選手賞を受賞したクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)や、フランスのワールドカップ(W杯)優勝に貢献したFWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン/PSG)らが有力候補と見られているなか、ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督は「ロナウドがトロフィーを勝ち獲らなければ大きな不公平が生じるだろう」と自身の見解を示した。
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バロンドールは、フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が1956年に創設したヨーロッパ年間最優秀選手賞の名称。12月3日に行われる授賞式を前に、10月には最終候補30名が発表されている。
FIFAバロンドール時代を含め、過去10年間はバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとロナウドが独占。ともに5度受賞しているなか、昨季レアル・マドリードでUEFAチャンピオンズリーグ3連覇に貢献するなど大きな活躍を見せたロナウドは、今年のバロンドールの最終候補に選出されている。
一方で、FIFA選出の最優秀選手賞はモドリッチが受賞しており、バロンドールもモドリッチのダブル受賞や、ロシアW杯でフランスの20年ぶり優勝に貢献したムバッペが有力と見られている。
しかし、ポルトガル代表を指揮してきたサントス監督は、教え子の“ロナウド推し”のようだ。フランスメディア「Le 10 Sport」が、ポルトガル人指揮官のコメントを伝えている。
「私がロナウドについて言わなければならないのは、彼がバロンドールを獲得する価値があるということだけだ。彼がトロフィーを勝ち獲れなければ、再び大きな不公平が生じるだろう。残りのことは重要ではない」
傍で活躍を見てきた立場から、ロナウドがバロンドールにふさわしいと説いた。12月3日の表彰式で読み上げられる名前は、果たしてロナウドになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)