名将ベンゲル「フェイクニュースだ」と一蹴 仏誌発の“ミラン監督就任報道”を否定
「私は噂を上手く取り扱うことができない」 “アーセナル・ライン”でミラン招聘の噂も…
昨シーズン限りでアーセナルを去ったアーセン・ベンゲル氏は、長年ロンドンの首都クラブを率いたのちでも“隠居生活”とならず、今後も指導者として辣腕を振るうのではと世界各国のメディアから注目を集めている。そんななか、フランスメディアがACミランの監督就任の可能性を報じたが、ベンゲル氏は「フェイクニュースだ」と一蹴した模様だ。
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発端はフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」の報道だ。アーセナルの最高経営責任者(CEO)であるイヴァン・ガジディス氏が12月1日付でミランCEOに就任することが発表され、“アーセナル・ライン”でミランが招聘に動くのではという記事が掲載された。これに対して、ベンゲル氏はスポーツ専門放送局「ビーイン・スポーツ」の取材に、余裕を感じさせるユーモアで返している。
「私が言えるただ一つのことは、それが“フェイクニュース”だということだ。もし私がどこかと契約したら、皆さんにお伝えするよ。とにかく(ミランについての報道は)間違いだよ。私は噂を上手く取り扱うことができない。自分の人生を生きることだけしか、上手くやれないよ」
アーセナル在任時に3度のプレミアリーグ優勝、7度のFAカップ優勝を果たしたベンゲル氏は22年にもわたる蜜月に終止符を打った。新たなクラブの候補として欧州各国トップリーグに加えて、かつて名古屋グランパスエイトで指揮を執ったことから日本も噂に挙がるなど引く手あまたの状況だが、ベンゲル氏は次のように断言している。
「何度も言っているが、同じクラブでこれだけ長い期間過ごしてきたので、他のイングランドのクラブに行くことは最善ではないだろう」
69歳の今も指導者としての情熱はいささかも衰えていない。様々な憶測が飛び交うなか、ベンゲル氏はどのような決断を下すのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)