レスターGK、亡き会長に捧げた勝利 悲痛な思い抱き「最初の10分は少し震えていた」

レスターGKシュマイケル【写真:Getty Images】
レスターGKシュマイケル【写真:Getty Images】

ヘリコプター墜落事故後初の公式戦で1-0勝利 GKシュマイケル「今日は難しい日だった」

 FW岡崎慎司が所属するプレミアリーグのレスターは、現地時間10月27日に起きたヘリコプター墜落事故によって、ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ会長らが帰らぬ人となる痛ましい悲劇に見舞われた。チームは現地時間3日に会長を失ってから初めての公式戦、敵地でのリーグ第11節カーディフ戦を1-0の勝利で終えた。レスターの守護神を務めるデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルは英公共放送「BBC」のインタビューで、悲しみを抑えきれず「最初の10分間は少し震えていた」と明かした。

 ヴィチャイ氏は先月27日に行われたプレミアリーグ第10節ウェストハム戦(1-1)後に自身が所有するヘリコプターに乗り、本拠地キングパワー・スタジアムを後にした。しかし、離陸直後に機体が駐車場に墜落し、同氏を含む搭乗者5人が亡くなった。

 シュマイケルはカーディフ戦後、「BBC」のテレビ番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」のインタビューで「今日は難しい日だった。ウォームアップに出るのも辛かったし、(試合の)最初の10分間は自分を落ち着かせることができず、少し震えていた」とコメントした。

 試合前のウォームアップでは、レスターの選手らは揃って「The Boss(ザ・ボス)」の言葉とともに会長の顔写真が印刷されたTシャツを着用。試合は、後半10分にMFデマレイ・グレイの決めたゴールが決勝弾となり、試合終了のホイッスルが鳴った後は、選手とバックルームスタッフがピッチに並び、ファンとともに長い拍手が沸き起こった。

 シュマイケルは、「タフな試合だった。ピッチでのことではなく、精神的に」と話し、「苦しかった。我々は一日数時間、プロとしてハードなトレーニングを行った。みんなが彼(会長)の家族のためにプレーして、勝利することを望んでいた。ヴィチャイ氏が築いた家族、レスター・シティという家族の一員であることをものすごく誇りに思っている」と続けた。

 チームはその後、ヴィチャイ氏の葬儀に参列するためバンコクに向かった。シュマイケルは、「タイに勝利を届けられて嬉しいし、彼の家族がそれを誇りに思ってくれることを願う」と話した。帰国後の10日に行われるリーグ第12節バーンリー戦で、事故後初めてのホーム戦を迎える。

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