浦和が天皇杯・鳥栖戦で2-0勝利 3大会ぶり準決勝進出、12大会ぶりの優勝へ前進

浦和DF槙野智章【写真:Getty Images】
浦和DF槙野智章【写真:Getty Images】

鹿島戦と同じスタメンを起用、宇賀神と槙野ゴールで勝利

 浦和レッズが24日の天皇杯準々決勝でMF宇賀神友弥とDF槙野智章のゴールでサガン鳥栖を2-0と下し、3大会ぶりの準決勝進出を果たした。

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 浦和は20日のリーグ第30節、鹿島アントラーズ戦と全く同じスタメンを並べてスタート。互いにボールコントロールが落ち着かないバタバタとした立ち上がりになったが、先にスコアを動かしたのは浦和だった。前半16分、右ウイングバックのMF森脇良太にボールが入ると、中央のFW興梠慎三を経由して左ウイングバックの宇賀神へ展開。宇賀神は左45度から中央に仕掛けて右足ミドルをファーサイドに決め、1-0と先制に成功した。

 さらに浦和は同31分、MF柏木陽介のスルーパスに興梠が抜け出すと、シュートを打ち切れなかった興梠はボールをキープして丁寧なバックパス。そこに攻撃参加してきた槙野がコントロールした右足ミドルを決め、2-0とリードを広げて折り返した。

 鳥栖は後半から二人を一気に交代し、前線の構成も変えて反撃の姿勢を見せた。しかし、DFキム・ミンヒョクが同2分と同12分に立て続けのイエローカードを受けて退場処分となり、反撃ムードに大きく水を差して数的不利に陥った。

 鳥栖は最前線で元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスがボールを受けようと奮闘したが、浦和のブラジル人DFマウリシオの徹底マークを受けて自由なプレーをさせてもらえず、同30分には交代で退いた。浦和はボールを保持して時計を進めながら、鳥栖が無理なプレスに出た際に逆を取ってゴール前に入っていく2点リードを考えたプレーを見せ、このままのスコアで逃げ切った。

 12大会ぶりの優勝と、それによる来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得を目指す浦和は、これで3大会ぶりの準決勝進出となった。12月の準決勝では、11月に行われる鹿島とヴァンフォーレ甲府の勝者と対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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